ごあいさつ

本会会長から皆さまへのメッセージ

公益社団法人
岡山県社会福祉士会
会長 中村 真教

 

 令和元年6月29日に開催されました社員総会及び理事会において、新たに会長に選任いただきました中村真教と申します。これまで本会の礎を築いてこられた中井俊雄前会長並びに歴代役員の方々の意志を引き継ぎ、岡山県民の福祉向上と本会の発展のために誠意取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

 総会後に開催した公益社団法人移行記念祝賀会には、岡山県、日本社会福祉士会をはじめ、各種関係団体、士業団体から20余名の皆様がご臨席くださり、本会の新たな船出に花を添えていただきました。紙面をお借りして厚く御礼申し上げます。

 平成5年に有志32名の乗組員で出航した「岡山県士会号」は、26年の航海のなかであらゆる福祉課題に取り組んできました。東に溺れかけの子どもがいれば救助して船に乗せてやり、西に行き先がわからなくなった母あれば行って後見業務を行い、南に死にたいという人あれば一緒に泳ぎながらよく話を聴き、北に虐待や差別があればつまらないからやめろと言い・・・暑さ寒さのなかを泳ぎ回り、ときには社会の荒波にのまれて自らも溺れそうになりながら、「社会福祉士って何する人?」と言われても決して腐らず、目の前のその人に寄り添い、その人が本来持っている力を発揮できるよう環境を調整し、人間としての尊厳の回復と幸福を守る営みを続けてきました。社会福祉士としての信念とソーシャルワークの専門的技術をもって実践してきた活動が、少しずつ社会に認知され、公益認定を得るに至りました。まさに「過去」の結果が「現在」であり、さらに「現在」の結果は「未来」に繋がっていくのです。

 さて、会員の皆さん。船も大きくなり、設備も充実し、乗組員も大幅に増えた「岡山県士会号」に、皆さんは今、乗組員として乗船しています。それぞれがご自身の担当分野で実践を積み重ねておられると思いますが、今一度、よ~く海の中を見てください。今にも溺れそうなのに誰からも支援されていない状態の人、一見するとゆったり泳いでいるように見えても、水中では足をバタバタさせてもがいている人、あるいは、本当は自分の力で泳ぎたいのに、船に保護されたまま泳ぐ権利を奪われている人・・・
私たちは、実は見過ごしていないでしょうか。
制度だから仕方ないとあきらめていないでしょうか。

 現在650名余りの会員のうち、どこかの地区会に所属している会員は約4分の1、何らかの委員会活動に参画している会員は3分の1足らずです。もっともっと社会福祉士同士がつながることによって、個人では叶わない実践ができるはずです。個別のケースを地域に向けて発信し、社会全体に理解を拡げていくことができます。職能団体のネットワークを活かして、分野を横断した社会福祉士の繋がりを大きな実践の力に変えていきませんか。

 本会は、会員の力を結集し、ソーシャルワークの専門職団体として実践力を高め、すべての人間の尊厳が守られるあるべき社会を希求していきます。入会したことを後悔させないように、今後とも役職員一同、会員の皆さんとともに組織体制を充実させ、未来への航海を続けていきたいと思います。ご協力とご支援の程よろしくお願い申し上げます。
令和元年 海の日に

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